自作型紙で病院用ポーチを作った。こんな感じ。
ファスナーの中がギリギリすぎて少々使いづらい。反省。これは革を切るとき寸法を間違ったせい。
蓋部分に使ったのは以前iPadケースにしていた革。リメイクで不要になったので使った。
作業工程の一部
珍しく作業工程の写真を一部撮っていたので、載せてみる。
まず溝切りに大失敗した写真。
ステッチンググルーバーがあれば印つけが少し楽になると思ってたんだ。楽にはなったけど、使いこなすまでの道は長そう。
これは奥側のカードホルダーの底を縫っているところ。
糸はビニモ。焼き止めしやすいのが良い。糸が溶けるからね。
これはスナップをつけ終えて、カードホルダー部分のパーツを全部接着したところ。
レザークラフト教室で習った通りにサイビノールで接着している。めっちゃ作業しやすい。
穴あけし終わって、仕切りを縫って、ファスナーとマチの片方をつけたところ。ファスナーはダイソーで20cm4本セットだったやつ。
今回、仮止めはゴムのりを使ってみたけど、めっっっちゃくちゃ作業しやすい。
初期は仮止めを両面テープでやってたんだが、両面テープより断然良い。何度も貼り治せるし、はみ出した部分は乾いてから擦ればとれる。両面テープはあとから除去は大変だから……。
マチももう片方つけて、ファスナーのもう片方を縫っているところ。
縫い終わったので蓋側のマチを縫っている。
でもファスナーの縁を折り込んだせいで、しっかり開かなくなってしまったんだよね……。うっかりした。ファスナーは縁からはみ出させないとダメだね。
この後は一周するまで縫って、両側のマチを縫いつけて完成。
改めて完成写真
反省点
今回は反省点が結構ある。
- 厚紙でしっかり型紙を作っておくべきだった
- サイズに余裕がもう少しほしかった
- ポケットがもうひとつほしかった
今回、設計をA4用紙でやったため(手持ちの革がA4サイズだったのもある)、A4用紙基準で作ったのだが、革は結構厚みがあるため、サイズがギリギリすぎた。特にカードホルダー部分はもっと余裕があってもよかった。
また長方形ばかりだったため定規で測って革を切ったのだが、そのせいで切り間違った箇所があり、結果的にファスナーポケットがかなりきつくなってしまったため、型紙でしっかり革の大きさを確認できたほうがよかった。
あとは実際使ってみると、もう一個、ファスナーのないポケットがあってほしかった。
……とあちこち反省点が多かったため、改めてCADで型紙を起こした。
結果、A4サイズの革ではとても作れないサイズになった。いずれ大判の革を入手して再チャレンジしようと思う……。
おわりに
今回は型紙は自作だけど、手順はきちんと教本の手順。
レザークラフト教室でもおすすめされていた本で、広く浅くいろんな知識がまとまっている。とても良い。初心者向け。持ってるのは古いほうなんで、増補改訂版をご紹介。
菱目打ちの前にサイビノールで革同士を接着するのはレザークラフト教室とこの本で学んだけれど、本当に作業が楽になる。打つのも縫うのも。
しばらくはこの本を見ながら名刺ケースみたいな小物や小さい財布を作ってスキルアップを目指したい。